ワインコラム

ワインは本当に酔いやすい?悪酔いや二日酔いを防ぐ方法でワインをもっと楽しもう

「ワインは酔いやすい」などと聞きますが、それは本当なのでしょうか?

その原因として考えられることや、対処法についてご紹介します。

「ワインは酔いやすい」というイメージがあるのはなぜ?

ワインイメージ画像

なんとなく「ワインは酔いやすい」というイメージを持っている人が少なくないのは、なぜなのでしょうか?

私たちがワインが酔いやすいと感じる原因には、様々なものが影響しているといわれています。
 
 
●ワインは酔いやすいと感じる原因1:ワインに含まれるアルコールの数

まず、ワインの酔いやすさに関係しているのではないかといわれるのが、ワインが「醸造酒」だということです。

ワインの他にはビールや日本酒も「醸造酒」で、ウイスキーやブランデー、焼酎などは「蒸留酒」に分類されます。

醸造酒と蒸留酒の違いの一つに、含まれるアルコールの数があります。

実はアルコールには複数の種類が存在しており、醸造酒は数十種類、蒸留酒には1種類のみのアルコールが含まれているとされています。

人間の肝臓がアルコールを分解する際には、複数の種類が含まれていると分解の難易度が高くなるため、醸造酒はアルコールの分解に時間がかかり体内に残りやすくなります。

そのため、ワインもアルコールがすぐには分解されず、酔った感覚が続くように感じられるのです。
 
 
●ワインは酔いやすいと感じる原因2:ワインの飲みやすさ

一般的なワインのアルコール度数とされるのは約10~15度。

ビールが約4~6度ということを考えると、同じ量を飲んでいたらワインの方が酔いやすいのは明確です。

ただ、さっぱりとしたスパークリングワインやフルーティーな白ワインなど、飲みやすいテイストが多いワインはついついペースを上げて飲み進めてしまいがちに。

そのことも酔いやすさに影響していると考えられます。
 
 
●ワインは酔いやすいと感じる原因3:ワインを飲む温度

一般的に赤ワインは常温、白ワインは冷やして飲むと美味しいとされています。

冷たすぎない赤ワインは、体温に近い温度のため体に吸収されるのがはやく、その分酔いが回るのがはやいといわれています。

逆に、白ワインはある程度時間が経ってから体に吸収され、後から酔いを感じます。

どちらもたくさん飲めば体に影響が出ますが、特に赤ワインは飲んでいる途中から頭がズキズキするなど、酔ったと感じやすい傾向があるといわれています。

ほかにも様々な要因があるようですが、ワインは量やペースを考えないと酔ったと感じる要素が多いため、「ワインは酔いやすい」というイメージが生まれたのかもしれません。

悪酔いを予防するワインの飲み方は?

オリーブオイルイメージ画像

では、ワインによるひどい酔いや悪酔いを防ぐには、何か良い方法はないのでしょうか?

上手なワインの飲み方をいくつかご紹介します。
 
 
●悪酔いを予防するワインの飲み方1:飲む前にオリーブオイル

ヨーロッパでは、二日酔い防止としてお酒を飲む前にオリーブオイルを口にするのがメジャーなのだそうです。

脂質は、アルコールが一気に吸収されるのを防いでくれる効果があるといわれています。

アルコールの吸収スピードが緩和されることで、肝臓での処理が飽和状態になるのを防ぎます。

オリーブオイルをそのまま摂るのが難しい場合は、オリーブオイルを使ったサラダやカルパッチョなどの料理を初めに食べるなど、工夫してみるのも良いかもしれません。
 
 
●悪酔いを予防するワインの飲み方2:高タンパクな食べ物を摂る

アルコールは体内で「アセトアルデヒド」という物質に変化しますが、これを分解する役割を持つのが肝臓です。

そして、その肝臓の働きを高めるといわれているのはタンパク質です。

ワインを飲みながら食べるものに、高タンパクのものを選んでみるのもおすすめです。

例えば、チーズや豆類、肉など、ワインにぴったりの料理にも高タンパクのものは多くあります。
 
 
●悪酔いを予防するワインの飲み方3:一緒に水をしっかり飲む

ワインを飲むときは、同じくらい水を飲むように意識しましょう。

お酒を飲んだ後で喉が渇くというのは、誰もが経験したことがあるのではないでしょうか。

これは、アルコールの利尿作用によって体に脱水症状が起きているためだといわれています。

水分をしっかり補給することで、体の急激な変化を防ぎましょう。

飲む量は、ワインと同じぐらいかそれより少し多めに飲むのが効果的といわれています。

二日酔いにならないワインの飲み方となってしまったときの対処法

水

お酒を飲むシーンでは、そのときの酔いと同じくらい心配なのが「二日酔い」ではないでしょうか。

ワインに限らず、そもそも「二日酔い」はなぜ起こるのでしょうか?

アルコールが体内で変化した物質・アセトアルデヒドは、アセトアルデヒド脱水素酵素によって分解されます。

このアセトアルデヒド脱水素酵素は、体質や遺伝性などにより、人によっては少なかったりほとんどなかったりする場合があるのです。

そのため、分解しきれなかったアセトアルデヒドが体内に残り、二日酔い特有の頭痛や体のだるさなどを引き起こすといわれています。
 
 
では、この二日酔いを防ぐ方法はあるのでしょうか?

それは、先ほどもご紹介した「水分補給」です。

ワインを飲む際に一緒に十分な水を摂ることで、悪酔いだけでなく二日酔いの予防にもなります。

ちなみに、お酒を大量に摂取すると急性アルコール中毒を引き起こしてしまいますが、そこで病院に運ばれた際の最初の処置の多くは点滴だとされています。

これは、血管の中に水分を補給するために行うもの。病院でも飲みすぎた人にはまず体の水分補給を行うのです。

また、ワインを飲みすぎてしまったというときは、二日酔い対策として「体の回復」を第一に考えましょう。

睡眠をたっぷりとることも大切です。体内のアセトアルデヒドが分解されるのに時間がかかるため、その間に睡眠を十分にとって体を休めましょう。
 
 

体質や体調になどによる個人差はありますが、ご紹介した方法は一度試してみる価値はあるかもしれません。

悪酔いや二日酔いを防ぐ方法を知っていれば、もっとワインを楽しめそうですよね。

 
 
 
※ご紹介した方法の効果は体質や体調などによって個人差があります。